旧約聖書


ルツ記〔口語訳〕



第一章


第二章


第三章


第四章




1:1

さばきづかさが世を治めているころ、国に飢きんがあったので、

ひとりの人がその妻とふたりの男の子を連れてユダのベツレヘムを去り、モアブの地へ行ってそこに滞在した。

1:2その人の名はエリメレク、妻の名はナオミ、

ふたりの男の子の名はマロンとキリオンといい、ユダのベツレヘムのエフラタびとであった。


彼らはモアブの地へ行って、そこにおったが、







1:3

ナオミの夫エリメレクは死んで、

ナオミとふたりの男の子が残された。















1:4 二人の男の子はそれぞれモアブの女を妻に迎えた。
















その一人の名はオルパといい、

一人の名はルツといった。




















彼らはそこに十年ほど住んでいたが、
















1:5
マロンとキリオンのふたりもまた死んだ。

こうしてナオミは、ふたりの子と夫とに先だたれた。














1:6
その時、ナオミはモアブの地で、主がその民を顧みて、
すでに食物をお与えになっていることを聞いたので、


その嫁と共に立って、モアブの地からふるさとへ帰ろうとした。



1:7 そこで彼女は今いる所を出立し、ユダの地へ帰ろうと、ふたりの嫁を連れて道に進んだ。





第1章 2頁へ続く



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